「今何が流行っているの?」
この質問怖いですよね。
「YOASOBIが流行っているんだよね」
「田中みな実さんがおすすめしてたコスメが間違いないんでしょ」
こんな言葉で流行が片付けられるんだったら、もうさっさと片付けてしましたい。
半沢直樹くらい流行っていたら見逃し配信で追いかけられるけど、
もうみんなが何をYoutubeでみているかさっぱり分からない。
流行どころか、もはやみんなが何が好きなのか分からない。
自分が好きなものを誰も知らなかったら、何だか無性に寂しくなりそうです。
プレゼントを買おうものならもう地獄です(ブルッ)
みんなが好きな物はこの人は好きなのだろうか(ブルブルッ)
シュークリームが好きなあの人は、インスタでよく出てくるこのシュークリームは本当に好きなのだろうか(ブルブルブルッ)
震えが止まらないですよね。
自分が困ってることに対しては誰かの答えをまとめられるけど、
自分が困っていない誰かが困っていることに向き合うのは
案外難しかったりします。
それなら、そんな自分が1人で解決できない課題について考えているプロにどうしたらいいのか聞いてみるのはどうでしょう?
ぜひ、女性ファッション誌を見てみてください。
え、女性ファッション誌?
コンビニにおいてある、紙の分厚いやつ?
いやいや侮ることなかれ。
リアルタイムでニッチな課題を誰よりも先取りして、
日々の生活における課題を見つけて、その道のプロに話を代わりに聞いてくれて、
「こんな姿で、こんなスタンスで解決すればいいんですよ」って教えてくれるのが、
女性ファッション誌なのです。
なので、こういう視点で見ると男性でも十分楽しめる読み物なのです。
でもあの独特な雰囲気や言い回しが苦手…という方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
そんな時は解説している人に聞いてみましょう!
本を読みたくない人が本の要約サイトのflierや中田敦彦のYoutube大学を見に行くように、雑誌の解説を読んだり聞いたりすると、他の人が見つけていない切り口のアイデアが見えてくるかもしれませんよ!?
そこで、この記事では女性ファッション誌の読み方や解釈について語り、果ては文化の成り立ちについてTwitterやnoteで情報発信をされている最所あさみさんについて紹介させていただきます!
目次
ファッション雑誌を読めるようになるためのおすすめnote
自分が初めて最所さんのことを知ったのは女性ファッション雑誌の記事でした。
当時(たしか3年前)、もうこの図を見て感動してしまいました↓
フィグ(図表)オタクの自分からすると、ときめきが止まらない図でした(しみじみ)
ファッション雑誌って、何だか難しそうで、そもそもファッションが難しそうだと感じていた自分にとっては自分の好みに対する解像度が高まって、ファッションに対する敷居が下がった出来事でした。
(この中では自分は左上のVERYやOggiあたりが好みです)
これらのファッション雑誌に限らず、最所さんは一見カオスなものを丁寧に整理して、そこから見えてくる気づきに対して感じたことをまとめたnoteを多く出されています。
自分の日常の経験を1つ1つ整理して、「ああだよね、こうだよね、そういえばそんな感じだよね」と頭の中でよぎるようなことを1つ1つ書かれているので、無意識に感じている気がすることが文字になってもう一度自分の中に戻ってくるような読後感を味わえます。
困っていることに自分自身が気づいていないことも結構あるので、他の人が何に困ってどんな解決策を示されているかを客観的に整理されるとようやく自分ごとになってくるのかもしれないと思ってみたり。
また、最所さん自身が百貨店で働かれていた経験があったり、ミーハーな人が手に取らないような本や映画に触れて思われたこともまとめられています。
例えばこちら↓
「日本的高貴さ」なんて概念、これを読まなかったら自力でたどり着くこともなかったと思います。
こうやって1つ1つ丁寧に自分の感情をすくい取ってまとめていくと、もしかしたら自分も気づいていないところでこんなことを感じているのかなって。
そんなことを思っていました。
女性ファッション誌の解釈についてキャッチアップできるのはここだけ!
小説や漫画、ビジネス本ではまとめ記事みたいなものは過去に多くありましたが、まさか月刊の雑誌でこういったものの解説の記事を毎月出している人が出てくるとは当時思ってもみませんでした。
最所さんは雑誌の解説会を毎月1,2回開催しています。
著者が自分の本について解説することは今も昔もありましたが、
雑誌の解釈について語る時間はほとんどなかったのではないでしょうか?
FacebookやTwitterでどこかのWeb記事に感想をつけてシェアすることはあるかも知れませんが、1人で2時間がっつり雑誌の解説を聞けるなんて多分ここだけです。
こんな狂気じみたことをやっているのは、自分が知る限り中田敦彦のYoutube大学くらいです。
(中田さんはよく2時間以上ぶっ通しで1人で喋って動画コンテンツを作っています)
最所さんの雑誌会がなかったら、VERYや美人百科の読むコツがあることを知らなかったことでしょう。
seventeenから、最新のSNSのテクニカルな使い方を見つけるなんて発想に出会えなかったでしょう。
家庭画報や婦人画報のコンテンツの高さに気づくこともなかったでしょう。
同じ言葉や写真を見ているだけなのに、こんなにも見える世界があるなんて、思いもしませんでした。
雑誌毎の編集記事と記事広告の作り込み方の違いから滲み出る主張の違いなど、言われてみれば確かにと思えることも、ひとりの読者として見ていると意外とうまいこと編集者が引いた動線に乗せられているので、コンテンツの作り手の工夫に気づくヒントが学べたりします。
こうやって各年代のトレンドを読み解くことに精通した編集者たちが作ったコンテンツを読み解くことができれば、自分の周りの人が今どんなことに向き合っているのか自分で掴んでいけるようになれるのかな、と私は感じています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
自分が普段何を考えているのか気づいたり、トレンドの読み解き方について何だか自分も理解できそうな気がしてきませんか?
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